代表
樋野興夫 Okio Hino
(順天堂大学 名誉教授 順天堂大学 医学部 病理 腫瘍学 客員教授 新渡戸稲造記念センター長)
2019年7月6日「第9回 がん哲学外来コーデイネター 養成講座 in 埼玉」(実行委員長:矢形 寛 埼玉医科大学総合医療センター ブレストケア科 教授)と、翌日の「第8回 がん哲学外来市民学会大会」(大会長 矢形 寛 先生)がウエスタ川越 於いて主催された。がん哲学外来市民学会大会の時の、入院中のベットからの ビデオメッセージが、鮮明に蘇える。会場の多数の参加者・がん患者が、矢形 寛 先生の御姿にどれ程、元気付けられたことか! 忘れ得ぬ想い出となった。矢形 寛 先生 は、2019年9月11日 満55歳で、逝去された。まさに、矢形 寛 先生の生涯は、「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」であった。
副代表
安藤 潔 Kiyoshi Ando
(東海大学医学部血液・腫瘍内科教授)
2008年に「がん哲学外来」という言葉を聞いた時に、「おもしろい」と感じたと同時に「そのような名前が受け入れられるのだろうか?」とも思ったことを憶えています。がんは人生最大のピンチです。しかしピンチはチャンスとも言います。危機の時こそ人生の「気づき」を得るものですね。10年を経て多くの人が「がん哲学外来」を訪れる時代となりました。がん哲学外来市民学会は、市民による市民のための学会です。これからの10年も「言葉の力」を信じて全国の「がん哲学外来」の普及に努めます。引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
副代表
北澤彰浩 Akihiro Kitazawa
(JA長野厚生連佐久総合病院診療部長)
2011年12月18日に長野県佐久の地で産声を挙げた「がん哲学外来市民学会」。
当初から市民が主体的に活動できる学会として活動して参りました。今後は改めて「医療の主役は患者」の精神を忘れず皆さんとともに創り進んで参る所存です。よろしくお願いします。
副代表
青木裕子 Yuko Aoki
(軽井沢朗読館長・軽井沢駅前図書館長)
がん哲学外来市民学会が出来た時、まだまだがんについての自分の体験を語れない空気が日本の上空を覆っていたのを覚えています。やわらかな心を持った勇気ある人たちが手に手をとって始めたこまやかな試みがカフェでした。小さな勇気の連鎖は時代の空気を大きく変えました。カフェは地下水脈が噴出したように各地に誕生していきます。人の思いがカフェを作り、その思いに常に立ち帰ること。原点はどこにあるかを知っていること、そんな人間の知恵がここまでの力になったのですね。ほんとうに素晴らしいことだと喝采します
がん哲学外来コーディネーター認定制度委員長
宗本義則 Yoshinori Munemoto
(福井県済生会病院 外科主任部長・集学的がん診療センター長)
がん哲学外来カフェには多様性がある一方、がん哲学外来としての共通の規範が必要になります。本学会のがん哲学外来コーデイネーター認定制度とは、養成講座をとおして規範を身につけたコーデイネーターを育成し、その活動の質を維持し 社会的な 信頼を担保するための制度です。学びの場としてぜひ皆様受講してください